開発ポリシー
ピクセルグリッドの開発に対する姿勢を伝えるために、普段から気をつけていること、こだわっていることを、8つのポリシーとしてまとめました。
ユーザーのために開発する
開発するWebアプリやWebサイトのユーザーを、一番に考えて開発します。ユーザーを大切にすることは、WebアプリやWebサイトを提供する側へのメリットにもつながると考えています。
パフォーマンスに注力する
JavaScriptのライブラリは、Webサイトの使い勝手を向上させるだけではなく、Webアプリとして開発するために使われることが当たり前になりました。
その一方で、多くのライブラリを利用することで、数メガバイトにもなるjsファイルが必要なWebアプリも増えています。ファイルサイズが大きくなるとページの表示や操作できるまでの時間が遅くなります。
ピクセルグリッドでは最終的なバンドルサイズが小さくなるよう、ライブラリの選定から、不要なライブラリの削除、適切なCSSにいたるまで、必要なものだけが含まれるよう常に工夫を重ねています。
アクセシビリティを確保する
アクセシビリティとは、どんな人でも情報にアクセスでき、利用できることです。
ピクセルグリッドの開発するWebアプリでは、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1に配慮して、アクセシビリティを確保するようにしています。たとえば、キーボードでも操作できるようにしたり、文字と背景色のコントラストを確保したりといったことです。
誰もがアクセスできるのが、Webの利点だと考えているためです。
適切なセキュリティ対策を講じる
Webアプリでは、大事な情報を扱うことも多いため、十分なセキュリティが必要です。ピクセルグリッドでは、アーキテクチャレベルでセキュリティが確保できるように取り組んでいます。
しかし、過剰なセキュリティは使い勝手を悪くしてしまう場合もあります。たとえば公開されても構わないメモのような情報を守るために2要素認証、生体認証で5分操作がなければ強制ログアウトといったものは不要でしょう。
問題が起きた時のリスクを見極め、扱う情報の重要度に合わせて、適切なセキュリティ対策を講じます。
ダークパターンに反対する
現在、多くのWebサイトで、ユーザーを騙すようなUIが蔓延しています。たとえば次のようなものです。
- わざと手続きを煩雑にして退会しづらくするサブスクリプション契約
- 事実ではない「現在⚪︎人が予約しています」といった煽り
- 注文確認画面で最初からチェックの入っているメールマガジン購読のUI
こういったUIは「ダークパターン」と呼ばれ、世界的に規制が進んでいます。ダークパターンは、騙されるユーザーだけでなく、長期的にサービス提供側のためにもなりません。そのため、ユーザーを騙すようなUIデザインは行わず、実装もしません。
プログラムを大事にする
ただ要件を満たすだけではなく、より良いコードで、今後のことも考えて運用しやすいよう、こだわりを持って開発しています。
新しい技術を活用する
現在の技術的な課題に対し、世界中のエンジニアがさまざまな解決方法を考え、新たに発表しています。ピクセルグリッドでは、うまく活用できるのであれば、新しい技術を積極的に採用するようにしています。
まだ普及していない技術を使った成功事例を作ったり、新しく使えるようになったフロントエンド技術に関する情報を共有したりしていくことで、Webの発展へ貢献したいと考えています。
ただし、闇雲に新しいものは採用しません。ライブラリを選ぶ際は、コンセプトや完成度、プロジェクトの要件、トレンドや将来性を考慮します。プロジェクトに十分なメリットがあるか。採用リスクはどの程度か。これらを総合的に判断します。
変更しやすい設計にする
Webアプリは一度作ってリリースしたら終わりではありません。リリース後に機能を追加しますし、より良い方法があれば、一部だけ作り直すこともあるかもしれません。
ピクセルグリッドでは可能な限り、後から変更できる設計・変更しやすい設計を心がけています。
コードの品質を担保する
変更しやすさにおいて、設計だけでなくコードの品質も大事です。より良いコードの品質となるようコードレビューをします。
また変更しても壊れてないことを担保するため、ロジック部分を中心に必要な自動テストコードも用意します。
オープンソースに敬意を払う
ピクセルグリッドの開発では、多くのオープンソースプログラムを利用します。
オープンソースとはソースが公開されていることにより、誰もが改良・修正でき、それにより品質が保たれているプログラムです。ライセンスを守ることで利用できます。
無料で使えるためオープンソースはタダで使えるだけのプログラムと勘違いされている人もいるかもしれません。そういったオープンソースをただ利用するだけでなく、必要であればプロジェクトの一環としてオープンソースに貢献するコードを書いたり、バグ報告したりといったことをします。
新しいWeb技術で成功させたいプロジェクトなら、技術選定の前に気軽にお問い合わせよりご相談ください。
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